設立経緯

関東地方の港湾・空港は、わが国の貿易総額のほぼ半分、外貿コンテナ取扱い個数の約 4 割を占めることにより、首都圏の活動を支えています。

港湾・空港の施設は、平成 7 年 1 月の阪神・淡路大震災に見られるように、ひとたび被災すれば、背後圏の国民生活や経済活動に甚大な被害がもたらされ、その復旧には経済的な支援だけでなく、人的な支援も必要となります。特に関東地方は、大正 12 年の関東大震災以降、大規模な地震を経験していないことから、都市型の地震災害が発生すると、被害が拡大するおそれがあると指摘されています。

一方、関東地方には、日本近代化の先駆けとなる西欧文化導入の拠点として開港された横浜港をはじめとして、歴史的港湾構造物が多く存在しているとともに、商業港・工業港・潤い空間としての緑地等が整備されてきました。これら多くの施設を広く市民に知って頂き、その建設の裏付けとなる技術を伝承していくことで、これからの 「みなと」 まちづくりの礎としていくことが大切であります。

このようなことから、関東地方の港湾・空港への防災に対する支援、東京湾の自然環境の保全と創造に関する支援、港湾・空港の整備に係わる技術の伝承に係わる支援等を目的として、港湾・空港の建設に携わった者を主体とした地域市民の自主的な活動を進めるため、「特定非営利活動法人みなとサポート」が設立されました。

  • 平成 16 年 1 月 29 日 設立発起人会
  • 平成 16 年 2 月 25 日 設立総会
  • 平成 16 年 3 月 17 日 設立認証申請書提出
  • 平成 16 年 6 月 29 日 設立認証書受理
  • 平成 16 年 7 月 1 日 設立登記申請書提出・登記
  • 平成 16 年 7 月 1 日 事務所開設